◆ アブラハムの生涯(8)

        習志野バプテスト教会週報 
        二〇〇〇年五月一四日号 
        ▽母の愛にまなぼう
 

▽神の約束

ガラテヤ書三章二二節
されど聖書はすべての者を罪の下に閉じこめたり。 これ信ずる者のイエス・キリストに対する信仰によれる約束をあたえられんためなり

ロマ書四章一三、一六節
アブラハム世界の世つぎたるべしとの約束を、アブラハムとその末とのあたえられしは、律法によらず、信仰の義によれるなり

この故に世つぎたることの恵みにあずからんために信仰によるなり、これかの約束のアブラハムのすべての末、すなわち律法による末のみならず、彼の信仰にならう末にも堅うせられんためなり

ヘブル書六章一一、一二節
我らは汝らがおのおの終りまで前と同じはげみをあらわして全き望みを保ち、おこたることなく、信仰と耐忍とをもて約束を嗣ぐ人々にならわんことを求む

 神様にあたえられた約束の大きなことを考えるとき、当然、なぜ自分はその約束を手に入れていないのかと考えるであろう。人間の失敗は、大きな約束に対して大きな信仰を持てないことである、と注解者は言う。

 一時的な約束であれ、あるいは霊的な約束であれ、すべての約束は信仰、愛、そして服従によって実現されるのである。
恵みと栄光の約束は物質的な事柄よりもはるかにまさるのである。

新しい心(エゼキエル三六・二六、二七)
知恵(箴言二・五、六)
安息(マタイ一一・二八)

ムーディという伝道者はこう言っている、

「神の約束をとりあげてみよ。一ヶ月間神の約束をじっくり考えるなら、自分の貧しさを語らなくなるだろう。
創世記から黙示録を読み、神がアブラハム、イサク、ヤコブ、ユダヤ人、異邦人などすべてにおあたえになっている約束を心にとどめるなら、自分の貧しさをこぼさなくなるだろう。かえって神様のすばらしい恵みの富を人々に語りはじめるだろう。そうしなければいられなくなるのだ。」

 創世記一六章にはアブラハムの失敗が描かれている。もっとも近くにいて愛しあっていたサライがアブラハムに人為的手段をこうじさせてしまった。エジプトからつれてきた若い奴隷ハガルによって約束の子供をあたえられようと考えたためであった。

人間の深謀遠慮も神のご計画には勝てない。
                  ( 続 く )

◎ 暗誦聖句  ピリピ書三章十三節 
   ただこの一事を務む。
 
 


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