◆ 力をつくして

        習志野バプテスト教会週報 
        二〇〇一年一月七日号 
        ▽救霊・教育・献身・宣教の年
 

伝道の書九章一〇節
(文語訳)
凡て汝の手に堪ることは力をつくしてこれを為せ。
 そは汝のゆかんところの陰府には、工作も計謀も知識も知恵もあることなければなり。
(新改訳)
「あなたの手もとにあるなすべきことはみな、自分の力でしなさい。あなたが行こうとしているよみには、働きも企ても知識も知恵もないからだ。」

汝の手に堪ることは≠ニいう部分は「あなたに出来ることは」(サムエル前書一〇章七節参照)という意味の原文であるという。
力をつくしてこれをなせ=B
よみにおいては「魂が眠る」という意味ではない。

我を遣し給いし者の業を我ら昼の間になさざるべからず。夜きたらん、その時は誰も働くこと能わず。<ハネ伝九章四節

 「救い」は自分の努力によるのではないことは言うまでもない。すでに救われた私達は「力をつくして」毎日を生きることが大切である。

人もし賤しきものを離れて自己を潔よくせば、貴きに用いらるる器となり、浄められて主の用に適い、凡ての善き業にそなえらるべし。
             テモテ後書二章二一節

その悦び給うところを、イエス・キリストによりて我らのうちに行い、みこころを行わしめんために、凡ての善きことにつきて汝らを全うし給わんことを。=@             ヘブル書一三章二一節

 日本人の「あいまい」な態度は色の好み、社会のしきたり、サラリーマン気質など多方面に見られる。

 一人だけ張りきって仕事をしてはいけないとか、みんなのペースに合わせてやれとかいわれる。みんなはほどほどの仕事(手ぬきとはいわないが)をして時間がくれば職場を出る。

 神様は私たち一人一人に責任を与えておられる。その責任は時として健康上の問題や家庭の状況で自分の思うように背負うことが出来ないこともあろう。赤ちゃんは食事をするとき、よく汗をかく。いっしょうけんめい食べるのだ。思うように動かせないスプーンやはし、しっかり持てないお皿や食べもの、それでも懸命に食べる。肉体労働をする人だけが汗をかくのではない。一日一日、おかれた環境と健康状態の中で力をつくすことが大切なのではないだろうか。

 「生命がけで」という言葉がある。何か特別な重大事にむかう時の姿だが、クリスチャンは毎日毎日、生命がけで生きるのである、いや、生かされているのである。

 主イエスの再りんは近い。主に恥じることのない毎日をおくる年としようではないか。

◎ 暗誦聖句    黙示録二章二節A
われ汝の行為と労と忍耐とを知る

      


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