緊急提言
◆神のみ心を求めよう 
               
        習志野バプテスト教会週報 
        二〇〇一年九月二三日号 
        ▽聖書の預言に耳を傾けよう
 
 
「パリサイ人とサドカイ人と来たりてイエスを試み、
 天よりのしるしを請う。答えて言い給う
『夕べには汝ら「空あかきゆえに晴れならん」と言い、また朝には「空青くして曇るゆえに、今日は風雨ならん」と言う。
 汝ら空の気色を見分くることを知りて、時のしるしを 見わくることあたわぬか。」    マタイ伝一六章一〜三節

▼重大な誹謗(中傷)をくりかえす新聞人

 ニューヨークのテロ事件から三日目、ビンラーディンが首謀者と名ざされたとき、読売新聞一面下の「編集手帳」に、キリスト教根本主義(ファンダメンタリズム)がイスラム原理主義と同じように大変危険な存在と思わせる記述があった。

 広辞苑で調べたとあるが、全く関係のない聖書信仰をひきあいに出して過激なイスラム原理主義集団のテロ活動を非難。同じ広辞苑には「イスラム原理主義」の説明があるにもかかわらずである。

 オーム事件の際にも日本の大新聞はキリスト教信仰者(とくに聖書信仰の根本主義者)を危険分子としてあおったのである。私たちは看過出来ずに朝日新聞に抗議をした。イエスキリストの十字架は自作自演であったなど、ジャーナリズムの基本を忘れた書きようであったから。朝日からは謝罪の手紙がきた。

 今回の読売には明らかに日本人の脳裏に聖書を誤りのない神のみ言葉と信じるクリスチャンたちは何をしでかすかわからない危ない人間と印象づけようというたくらみが見える。
 これこそ、ジャーナリズムの公正・人権尊重・事実報道という原則(あえて原理といおう)をかなぐり捨てた編集者の暴言である。私たちは百人の牧師、宣教師に抗議の声をあげて頂くようコピーをお送りした。

▼一四日夜半に米軍中継放送を聞いた、ペンタゴンで開かれた犠牲者家族の祈り会で二人の将軍がそれぞれ聖書から話し、主イエスキリストに祈っていることに感銘を受けた。

 一人の軍司令官は、席をはずしていて命びろいをしたことに神のみ心をさぐる思いを語り、

「主言い給う、『復讐するは我にあり。我これに報いん』」ロマ一二・一九)

と遺族を慰めた。
 別の将軍は、「アメリカは今、神の前にリペント(悔い改めなければならない)と語り、祈りをささげた。

▼一個人としての人間関係、国家のリーダーとしての責任をどのように調和させるべきか、学ぶべき点だと思う。平和を求める思いは切であるが、有名な伝道者たちが考えはじめているように、神様の時は私たちの思いをこえて終末へ刻々と進んでいるのかも知れない。中東・アジアは聖書の預言の舞台であり、目をはなせない緊迫の度をましている。時を見わけられるように祈ろう

 
 
◎ 暗誦聖句 マタイ伝六章五節前半
汝ら祈るとき、偽善者の如くあらざれ。
 

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