パウロの生涯(二七)
               
        習志野バプテスト教会週報 
        二〇〇一年九月三〇日号 
        ▽目を覚まし、祈ろう
 
 
世の中には無法者が多い。
 
 多くの人を殺しておいて、自分に死刑判決が出ると法律が悪いと言ったり、社会が悪いと言ったりする。ことに扱いにくいのは神がかり≠ナ多くの人をまどわすたぐいである。

「……の大予言」とか「地獄の黙示録」とか、「…の守護霊」などと大書して気の弱い人や聖書を知らない人たちを迷わす自称「神の預言者」がここ数年間続出している。しかもこうした「霊界通信」は世界各地に見られる精神的混乱の火つけ役となっている。

使徒ヨハネは警告している、
 
愛する者よ、すべての霊を信ずな、その霊の神より出ずるか否かを試(こころ)みよ。多くの偽(にせ)預言者、世に出(い)でたればなり。凡(おおよ)そイエス・キリストの肉体にて来り給いしことを言いあらわす霊(れい)は神より出(い)ず、汝らこれによりて神の御霊(みたま)を知るべし。凡(おおよ)そイエスを言い表(あらわ)さぬ霊(れい)は神より出(い)でしにあらず、これは非キリストの霊なり。その来(きた)ることは汝ら聞けり、この霊いま既(すで)に世にあり。=@    
   第一ヨハネ四章一〜三節
 
 日本はとくに信仰の面での教育がおくれているために物質的豊かさと精神的豊かさがアンバランスになっていると指摘する学者もある。
 
 使徒パウロは学問的にも宗教教育の面でも最高度の教育を受けた人だが、イエス・キリストの説かれた真理をこばむことが長かった。彼のかたくなな心をくだき、真理の光が心を照らすのには神様の特別なおとり扱いがあった。               ( 続 く )
 
 
◎ 暗誦聖句  マタイ伝六章九節「」内
 
 

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