◆真の神を知ろう(四)
               
   習志野バプテスト教会週報
   二〇〇二年七月七日号
   ▽あがないの深味を学ぼう
 
 
☆ 贖(あがな)い ☆
 
 キリスト教と他の宗教の大きな違いは何でしょうか。それは、この贖(あがな)いといえましょう。一般にどの宗教も自分の力で何かをすることによって救われると説きます。使徒行伝というところに、「先生方、私達が救われる為には何をすべきでしょうか。」と尋ねた人に対する答がのっています。
 
「主イエスを信じなさい。」
 
「何をしたら」ではなく「神さまのなしたもうことを信じて受け入れなさい」というのです。
 
 毎朝仏前に水とごはんを供えておもりをするというのではありません。おだいもくを唱えて救われるというのでもありません。
 
 出血多量で死にそうな人が、輸血されるのを拒んだらどうでしょうか。反対に「はい」というなら、健康な人の血を分けてもらえるのです。
 
 神さまの救いを受けるには、神さまのみわざを信じることです。全く神さまの一方的な慈愛にたよる他ないのです。
 
一、市場で品物を買う
二、買いもどす
三、自由にする
 
こうした三つの意味が贖い(あがな)という言葉に含まれています。
 
 買う、買いもどす、自由にする、のどれをとっても買われるものが私たち人間であり、自由になる必要があるのも私たちであることがわかります。とすると、私たちは、何から買いもどされるのでしょう。
 
 罪のとりことなり、善を行う気持ちがあっても善を行いえない不自由な人間、この世の君たる悪魔の力から解放されなければならないのです。
 
 ☆ 罪 ☆
 
 人間のおかす最も大きな悪のひとつは何でしょうか。子供が自分の親を親として敬わず、愛さないことでしょう。

 親不孝ほど多くの悲劇をもたらすものはないでしょう。人間が目に見えるからだの親を愛し、敬うなら、人間の霊魂の父親なる神さまを愛さないということは許されません。実は順序が逆で、神さまを愛するときに最もよく親を愛せるようになるのです。

 
一、神さまに対する不従順
二、不信仰
三、すべての不義
四、自己愛
 
 人間の歩むべき道を知らず、方向もわからずに、自分自身の力を頼りにすることが罪なのです。私たちは、真の神さまに立ちかえるまで心の平安がありません。成功したように見える人でも、心にぬぐうことのできない不安がつきまとうのです。
 
 あなたは、毎日安心して眠ることができますか。あなたは今日罪との戦いに勝つことができましたか。
ただ神さまにおすがりしましょう。
 
 
 ◎ 暗誦聖句   マタイ伝六章一七節汝は断食するとき、頭(かしら)に油を塗り、顔を洗え。


                       


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