◆真の神を知ろう(8)
     習志野バプテスト教会週報 
           二〇〇二年八月四日号 
     ▽信仰にある家庭を  
 
* 愛情の問題 *
 
*クリスチャンはしばしば「親不孝者よ」と、罵(ののし)られます。「親の苦労も知らずに、神学校へ行く決心をして大学をやめてしまうなどとんでもない。」といわれたりもします。
 
 かと思うと、「日曜のたんびに朝から晩まで教会にいったきりで家によりつかず、以前みたいに家族とまじわらなくなった」などと愚痴を言われることもあります。
 
 私たち日本人の愛情は、多分に肉のつながりを重んじた愛情のようであり、直接関係のある身内の者のことは大変親身になって考えるが、他人のことはほおっておくという傾向が見受けられるのではないでしょうか。クリスチャンが、そうしたワクから離れる原因はいくつかあります。
 
 例えば、同じ信仰に生きる者のよろこび、理解、同情、連帯感は家族のつながりよりも強いことさえあるのです。
 
されどこれを受けし者、即ちその名を信ぜし者には、神の子となる権をあたえ給えり。かかる人は血筋(ちすじ)によらず、肉の欲(ねがい)によらず、人の欲(ねがい)によらず、ただ神によりて生まれしなり。
 ヨハネ一章一二、一三節
 
 せっかく育ててきた子供に背(そむ)かれたという気持ちをお持ちのお母さん、お父さん。お子様とのつながりの回復は唯一つです。毎週日曜日の朝家族そろって神様を礼拝し、心から讃美することによって「愛情の回復」以上のすばらしい家庭をもつことができるのです。
 
*ここ二〇年程、アメリカを初め各国で男女の結婚年齢はかなり高くなってきたようです。特にキャリヤ(生涯の職業)ウーマンと呼ばれる女性が社会を動かす大事な働きを担うようになってきたからでしょうか。とはいえ、まだまだ日本の社会は独身者にとっては税金を初め不公平感があります。
 
 母親は、娘がクリスチャン同士の結婚を望む理由がわからず、いつまでも一人でいることを心配してヤキモキするのです。そんなお母さんに私はうらやましさを感じることがあります。それほどまでに心配してくれるのは実の親しかいないからです。そんな時、お母さんに反感を持つだけではなく、母親の愛に感謝をあらわすべきではないでしょうか。と同時に、信仰の面では強くあってほしいのです。
 
 親の心配はあなたのフラフラした態度、信仰のたるみからくる挫折に対してなのかもしれません。「私の選んだ人を見て下さい」と言えるように、まずあなた自身をみがくことが大切でしょう。
 
*昔から人間はほかの男女の交際に差し出がましい口をききたいものらしいですね。そのために芽生えた愛情がつまれたり、突かれたりします。やわらかな芽は、そっとしておいてあげるのが一番よいのではないでしょうか。最も人を傷つけやすいのが、男女の愛情の噂であることを知るべきでありましょう。
 
◎ 暗誦聖句 詩篇八一篇七節
汝なやめるとき呼(よび)しかば我なんじを救えり
 

                       


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