◆真の神を知ろう(9)
習志野バプテスト教会週報 二〇〇二年八月一一日号 ▽霊魂の錨キリスト 人間の社会における幸・不幸をめぐって、日本人は昔から運がよいとか運が悪いとか言ってきました。
最近ではこの言葉より広く、「ツイテイル」とか「ツイテイナイ」とかいう言葉を使うことが多いようです。
クリスチャンは運命ということをどう考えているのでしょうか。少なくとも、イエスさまの言行には運という表現はでてまいりません。
勝負事につきものなのが世間では運といわれています。事業に成功するのも、失敗するのも全て運で決めようとします。 どこかの国の神話では、運の女神についてこう言います。頭の前のほうに髪の毛が三本あるだけだから、自分の方に向って走って来たときにそれをつかまえないとつかむことができない。後には髪の毛がないのだから、というのです。 誰にでもあるチャンスを逃す人と、そのチャンスをうまくつかまえる人。そこに周囲の小さな出来事を見つめて決断を下す人の成功があるようです。
旧約聖書の中には、たいへん不思議な物語がでております。エステルというユダヤ人の女性が奴隷の状態から王妃になり、やがてはユダヤ民族を救うという劇的な実話です。この話の中には神さまの名称が出て参りません。然も全巻を通じて神様のすばらしい摂理をおぼえるのです。 かつて、海神伝道所のすぐうしろ(三軒うしろ)で二軒が焼け、老婆がなくなるという悲しい出来事がありました。数週間前にも同じ伝道所のすぐうしろで、ボヤがあったとか。 その出来事の二週間前にはY教会の一人の兄弟の家のすぐ隣りで火事があり、多くの人々が、あらゆる方法で神さま!仏さま!と祈りました。兄弟は、イエスさまお守りください!と祈り、火勢は兄弟の家の隣りで逆方向になったのでした。
同じようなことがその数年前にN姉にもおこりました。彼女のすんでいた下宿の前の家もその前の家も焼け落ちてしまいました。
神さまは昨日も今日も変わることなく、愛し給う人をお守りくださるのです。自分の心をかえて、神さまの摂理に身を任せるとき、最善の道が開かれるのです。 もはや、クリスチャンにとって不運はありえません。すべてのことがあい働き、益となる信仰に立つのです。
☆四福音書とは?☆ マタイによる福音書、マルコによる福音書、ルカによる福音書、ヨハネによる福音書の四つを言います。「福音」とは「よきおとずれ」という意味です。キリストの生涯、教え、みわざ、受難の記事が書かれています。
☆ 来週は例年通り週報の休刊日です。
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