◆聖書の読み方(一)
      習志野バプテスト教会週報 
      二〇〇二年九月八日号
      ▽長寿は神の祝福 
 
 聖書は六六巻から成り立っています。イエス・キリストのおいでになる前の約束を旧約、イエス・キリストの誕生以後の神様の契約が新約です。聖書の中心はイエス・キリストです。
 
 一六〇〇年という長い年月で書かれました。四〇人をこす神様の預言者、祭司、伝道者によって書きしるされたにもかかわらず、何一つ事実の記載に間違いがなく、六六巻の書物が統一性をもちます。それは、神様が人類におあたえくださった神様の啓示であるからです。
 
 聖書を読む最初の方法は、全体としての聖書の研究です。信者は、たとえ自分が聖書の一節を研究していても、その目標は聖書全体に精通することであることを忘れてはなりません。聖書のどの部分も、その主題に関する聖書全体からの教えを考慮しないで解釈するべきではありません。
 
 こうするために、ふたつの勉強方法を同時に追っていくのは有益です。研究者は、聖書全体を早く見渡すことに専念すべきで、全体を読み通して神の啓示全体の概観をつかむことです。またそれと同時に、あるひとつの特別な節に集中して、その中でそれぞれの句や言葉を分解していくこともよいでしょう。

 ひとつの短い節に、また他の節と加えてゆくにつれて、その人の完全な知識は、聖書の概観をつかむのに助け補い始めるでしょう。もしも、研究者がまだ二五回以上も聖書を精読していないとしたら、このような方法をとるべきです。
 

 聖書の概観をつかむことは、それ自体から見て総合法と呼ばれます。この方法は、ある抜き出した一節を聖書全体の教えと関連づけようとするものです。それは、聖書を解きあかすのに聖書を用います。
 
 聖句引用は、しばしば聖書を解釈するうえでたいへん役に立ちます。福音書で類似している節は、違った主題を明らかにすることができます。この研究法に専念しているひとつの本に、ジュイムズ・エム・グレイの「総合的な聖書研究」というのがあります。
 
 分析法とは、これに相対する研究です。これは、聖書の節や聖書からの一書を、部分に区切りすべてについて調べます。
 
 節の内容の概説、定義づけ、解説などは分析法です。この方法の例としてあげられるのが、キャンベル・モルガンの「アナライズド・バイブル」です。
 

◎ 暗誦聖句 ヨハネ伝一章四六節後半ピリポ言う『来りて見よ』
 


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