◆幸福な結婚 (一)
     習志野バプテスト教会週報 
        二〇〇二年一一月一〇日号
        ▽神様の摂理を学ぼう

 
「幸福な結婚」!何という快(こころよ)いひびきの言葉でしょう。この言葉の約束するものを求めて人間は闘争をくりひろげ、傷つけ、泣き、叫び、苦しみに耐えようと努力します。私たちが求める幸福がこの世の中に存在するのでしょうか。
 

「結婚」。若い人々にとって最も大きな関心事の一つですが、結婚の本来の意味についてはあまり語られないことが普通ではないでしょうか。男女が愛し合っていれば結婚できると考えたり、収入があるから同棲生活が許されるという無鉄砲な結婚もかなりあるようです。
 
 幸福な結婚とはいかにも聞こえがよいですが、どこの家庭がそうなのか、いざ名前をあげようとすると大変難しいということがわかるでしょう。若い二人の恋愛時代が一生続くわけではありません。結婚すれば子供も与えられるでしょうし、子供が加われば二人だけという生活ではなくなります。むしろご亭主は子供の次になることが必定(ひつじょう)です。
 
 社会学者、心理学者、精神医学者などの広い調査から、これこそ幸福な結婚の条件だという最大公約数(さいだいこうやくすう)がないわけではありません。
 
 初めに結婚について考えてみましょう。結婚の働きは、聖書に次のようにあげられています。
 
一、民族の再生(創世記一章二八節)
 
二、交(まじ)わり、「親交」
    (創世記二章一八節、ヘブル書一三章四節)
 
三、意思の伝達
 
 二人の信者が主イエスにあって結ばれ、主を中心として生活をいとなみ、子供たちの養育にあたることはすばらしいめぐみです。
 
さて、先ほどの一般的な結婚の六条件を別記しますと、


一、収入、支出についての一致
二、二人に共通の社会活動の場
三、性生活に関する意見の一致
四、親類との交際が円滑
五、宗教活動の一致
六、夫婦に共通の知人、友人

*もし、あなたがすでに結婚しておられたなら、今から新しい相手をさがそうなどとお考えにならないことをお願いします。
 

先の一般的幸福な結婚の条件と照らし合わせて、クリスチャンの場合を考えてみましょう。


一、信仰が同じであること。
二、同程度の知能。
三、趣味、興味などが大体同じであること。
四、人生に対する態度が大体同じであること。
五、お互いの育った背景が大体同じであること。
六、子供の教育などに意見の一致。

  ( 続 く )

 
◎ 暗誦聖句   マタイ伝七章七節
求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん。
 
            

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