◆幸福な結婚 (二)
     習志野バプテスト教会週報 
       二〇〇二年一一月一七日号
       ▽神様の摂理を学ぼう
 
 
 一般的幸福な結婚の条件と照らし合わせて、クリスチャンの場合を考えてみましょう。


一、信仰が同じであること。

 
 このことは、どの宗教でも同じですが、とくにクリスチャンの場合はそうです。またクリスチャンといっても宗派の問題があることを無視できません。静かで荘厳な礼拝儀式を尊ぶ教会と、活発な賛美をとおして神様に礼拝をする教会があります。

 夫婦の結婚前の宗教経験がある程度同じでないと感情的に不満が出てきます。もし本当に幸せな結婚を望むなら同じ宗派の中から伴侶が与えられるように祈るべきです。信者同志の結婚では教派のちがいが意外に大きな夫婦間の溝となりうるから注意してください。


二、同程度の知能

 
 夫は博士号を持っているが妻が小学校だけしか出ておらず、学問には何らの興味もないというのでは、うまくありません。逆に妻が大学卒のインテリで夫が小学校もロクに出ていないというのもむずかしいです。同程度の教育がよいようです。
 バーナード・ショウは彼に結婚を申し込んだ美人に「私のやせこけたみすぼらしい肉体と、あなたの知恵のにぶいことが、子供にあらわれたら困るから。」と断ったとか。


三、趣味、興味などが大体同じであること。

 
 スポーツ未亡人という表現があるそうですが、夫は休日になると釣りに出かけたり、ゴルフに出かけたり。妻は家にいてテレビでも観ながら一人ポツネンと夫の帰りを待つ。こんな家庭では一家の団らんが望めません。相手の趣味などをバカにしたりしないで、せめて少しでも理解する態度が大切でしょう。
 クリスチャン同志の結婚を考えるにあたって、高望みしても悪いし、諦めてしまうのもよくありません。また、クリスチャンであるからといって相手に自分の信仰から生じる理想の男性像、理想の女性像を押し付けたりすると不満の原因をつくります。自分が欠点だらけの人間であるように相手にも欠点があることを認め、許さなくてはなりません。

 なぜならクリスチャンとは、完成された人間像ではなく、罪の奴隷であったものが、あわれみによって救われた者なのですから。弱い者同志、欠点だらけの者同志がキリストのご慈愛によって結び合わされたことを思うならばケンカも少なくなります。

        ( 続 く )
 
◎ 暗誦聖句 マタイ伝七章二節前半
 

            


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