◆幸福な家庭(二)
     習志野バプテスト教会週報
     二〇〇二年一二月日号
     ▽すべての中心はキリスト
 
 
 
 *幸福な家庭を築くための七つの条件
 一、家族会議  
二、家族団らん  
三、家庭解放 
四、家庭の伝統
   クリスマスや新年にそれぞれの家庭独特の味を出したご馳走や飾り付け、楽しいパーティーなどを計画し、それを家庭のならわしとします。年間を通して幾つかそうしたものを持つ事により、家族全員のつながりを強くすることが出来るようになります。子供たちが成長して親元を離れてからも、毎年時期が来ると家のことを思い出します。誘惑にあう時でも、自分の家庭の暖かなつながりを思い浮かべて犯罪から遠ざかる事が出来るのです。  

五、家庭の一致した計画案。  
 連休のピクニック計画や、夏休みの水泳計画、あるいは庭の改造から、家の模様替えにいたるまで、親子揃(そろ)って参加すること。  

六、しつけにおける愛情  
 厳しいだけが良いのではありません。野放しなのはさらに悪いことです。聖書のなかにも、「子をそのゆくべき道にしたがって教えよ」(箴言二二章六節)とあるように、むしろ厳しい訓練が必要です。大事なことは、叱ったあとに愛情を示すことです。子供が悪いことをしたときに親が叱るのは当然の義務ですが、心の中では子供を大変に愛しているのだということを示すことです。  
完全な愛は恐れをとり除く
   ヨハネ第一の四章一八節  
 文化の発達とともにクリスチャンの離婚数も増えつつあるといいます。キリストの教え、信仰のあるなしに考えなければならない現実の姿ですが、クリスチャンの信仰から解せないことです。
 一般の社会ならともかく、結婚の誓いを固くした男女がなぜ、神様をも人をも捨てて離婚に踏み切らざるをえないかということを考えてみましょう。  
 幸福な家庭の第七の条件が右の問に対する解答です。  
七、良い心理的環境。  
 常に相手をけなすことをせず、むしろ良い点を認めて誉()めるように心がけましょう。

 急いで茶碗を洗っていた奥さんが大きな音をさせてカップを割る。と同時に、「お前はなんてそそっかしい奴だ!」と大声でご主人が怒鳴る。

 ご主人が会社からズブ濡れになって帰ってくると、「あんたって人はどうして傘を持っていかなかったのよ!天気予報ぐらい毎日聞いたらどう?」

 絶えずこんな調子の家庭では子供にも良い影響はありませんし、当人同志にとっても不愉快なことでしょう。タクシーの運転手さんが朝奥さんとケンカをすると事故を起こしやすいなどとよく言われます。

 家庭生活のポイントは、誰が失敗したかではなくて、何をしなければならないかということです。(続)

 

 ◎ 暗誦聖句   マタイ伝七章九〜一〇節


            


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