◆神様がくださった賜物
     習志野バプテスト教会週報
     二〇〇三年一月五日号
     ▽健全を求める年に


そは神の我らに賜(たま)いたるは、臆(おく)する霊(れい)にあらず、能力(ちから)と愛とつつしみとの霊なればなり
            テモテへの後の書一章七節

 昨年の日本はチグハグなこと、不合理なこと、そして首をかしげさせるような不明朗、不愉快なこと、悲しいことが新聞やテレビをにぎわせた。

黙示なければ民はほしいままにす
    箴言(しんげん)二九章一八節

 神様の贖罪(あがない)に関係する啓示がない民はほろびるという意味であると説明されている。

主言い給う、みよ、日いたらんとす、その時我飢饉(ききん)をこの国におくらん、是はパンに乏(とも)しきにあらず、水に渇くにあらず、エホバ(全能の神)の言葉を聞くことの飢饉なり=@     (アモス書八章一一節)

 現在、北朝鮮をはじめとして食べ物の不足で苦しんでいる人たちは多い。政治の貧困、国民の意識の欠如、天候不順、その他の原因はいくつもあろうが、共通するのは、全能の神様を畏(おそ)れ敬(うやま)い、聖書の教えに耳を傾けようとしないことが最大の源である。

 いま、中国では聖書を求める人が多いが、政府の弾圧で教会も信徒も聖書を手に出来ない状態だという。一冊の聖書をほぐして一枚あるいは二枚と分けて読み、交代で読むとか。海外からの旅行者がかくして持ちこむ数は限度がある。

 それにひきかえ、信教の自由があるといわれる国の人々はどうだろうか。聖書を読むというよりも書棚にかざっておくという家がおおいのではないだろうか。

 イスラエルのように聖書を与えられている民族でも、新約聖書のイエス・キリストを信じない国・民もある。新約聖書をくばっても売ってもいけないという状況だという。中東の不安定の原因の一つだろう。

 日本では、聖書本来の教えをはなれた異端の考え方が一般の人たちにキリスト教とはこわい宗教というような間ちがった印象をあたえてしまっている。

 使徒パウロは、テモテとテトスという若い伝道者に強くすすめた。よくバランスのとれた心と、自制心、神様に訓練された生き方が重要であると。

健全な言葉の模範を保て(テモテ後一章一三節)。

健全な教えをもて人をすすめ(テトス一章九節)。

健全なる教えにかなうことを語れ(テトス二章一節)。

信仰と愛と忍耐とに健全ならんことをすすめよ(テトス二章二節)。

健全なる言葉とをもて教えをなせ(テトス二章八節)。

 正しい聖書の読み方と、永遠の真理の学びを身につける一年としよう。

◎ 暗誦聖句 テモテ後書一章七節
そは神の我らに賜(たま)いたるは、臆(おく)する霊(れい)にあらず、能力(ちから)と愛とつつしみとの霊なればなり


 


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