◆ ロマ書の学び(19)
               
        習志野バプテスト教会週報 
         二〇〇三年八月 一七日号
        ▽信仰によって生きる
 

それ神の怒りは不義をもて真理(まこと)を阻(はば)む人の、もろもろの不虔(ふけん)と不義とに対(むか)いて天より顕(あらわ)る。その故(ゆえ)は神につきて知り得(う)べきことは彼らに顕著(あらわ)なればなり。

  神これを顕(あらわ)し給えり。それ神の見るべからざる永遠(とこしえ)の能力(ちから)と神性(しんせい)とは造られたる物により世の創(はじめ)より悟りえて明らかに見るべければ、彼ら言い遁(のが)るる術(すべ)なし。

  神を知りつつも尚(なお)これを神として崇(あが)めず、感謝せず、その念(おもい)は虚(むな)しく、その愚かなる心は暗くなれり。

  自(みずか)ら智(かしこ)しと称(とな)えて愚かとなり、朽(く)つることなき神の栄光を易(か)えて朽(く)つべき人および鳥獣(とりけもの)、はう物に似たる像(かたち)となす。
      ロマ書一章一八〜二三節


 東京の象徴である東京タワーに一度は登った事があるであろう。日本人は一度は富士山に登らなければいけないが、二度登るのはバカだと言う。どうしてかというと、富士山は汚く、ごみだらけで、石ころがゴロゴロしているからである。五合目からは歩きにくく、上の方には木も緑もなく美しくない。

   東京タワーと富士山の共通点は天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祭るということである。人間は高い所に社(やしろ)や、お参(まい)りをする所を造るのが好きである。高ければ高いほど天に近いからだ。創世記にはバベルの塔を造って神の祭りをしようとしたことが記されている。人間が神の高さにまで到達しようとしたのだ。


 世界で最先端をゆく文明国で建物を建てる技に優れた日本の一番高い所には神々をまつるという信仰が今だにあるとは、大変不思議なことである。


 アメリカの調査では「あなたは神を信じますか」との質問にアメリカ人の九〇%の人が神を信じると答え、日本においても六〇%の人が神を信じると答えた。

  日本人のばあい、私達が信じる神様ではなく、仏様、亡くなった人等、色々な神々を信じている。自分達の知らない霊の世界、また世界の創造主の存在について考える事は重要なことであるが、めんどうくさがって、あるいは恐れて勉強しようとしない。


 アメリカの有名な統計会社によれば、科学者の三五%が聖書の創世記の記述を信じると答えている。


 アメリカの科学者達の三分の一以上が創造主である神様を信じていると、『タイム』という雑誌に紹介された。ところで私達は日常生活に於て本当に神様を信じているだろうか。

   あやふやな考えで神様を信じていないだろうか。日曜日だけ、困ったときだけの「かみさま」に変形していないだろうか。あなたの信仰生活を観察したら、本当の神様がわかるだろうか。   
                   (つづく)


◎ 暗誦聖句  マタイ伝七章一節
なんじら人をさばくな、さばかれざらんためなり。


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