◆ ロマ書の学び(40)

        習志野バプテスト教会週報
         二〇〇四年二月二二日号
         ▽信仰によって生きる


 旧約聖書に出てくるダニエルという人物は、朝、昼、夕と一日に三回、神様に向かって祈りをささげた。私達は、回数、時間の長さではなく、いつも神様と親しい交わりを持つ、神様とお話をするということが大事なのである。

 私達も六〇歳を超えると、だんだんと記憶力が衰えてくる。私のもともとの職業は英会話の指導で、もう五〇年以上、英会話を教えてきたことになる。それが年をとるに従って口が重くなり、言おうとしても言葉が出てこない。そのために毎日三〇分、英語を声に出して読む、あるいは英語の本を読み、絶えず表現の向上につとめる。

 もし皆さんが、学校で勉強をなさっているならば、特別に時間が取れないという時には、習っている外国語で祈ると一石二鳥で、記憶をリフレッシュし、神様とお話ができる。私は歩きながらでも、英語を口にして神様に祈る。絶えず神様と交わりを持つようになるため、神様の祝福を感謝することができる。  

 「神との平和」それは決して修道院に入ってしまうとか、人生に何のトラブルもないという生き方が神との平和ではない。神との平和は、まず第一に神様との正しい関係ができ、神様との関係が確立することである。二番目に、私達はもはや、神様と遠く離れていないということである。  

 最近の若い人達がうらやましい。今から五〇年前にEメールというものがあったら、多分私は夢中になってそれを使ったであろう。今では、Eメールと聞くと身震いする。Eメールが何か獣に見えるのである。世界中に同じ文章がパーッと届いてしまう。私にはEメールよりももっと速い、ADSLよりももっと速い通信方法がある。

 「神様」と言うと、神様はちゃんと聞いて下さる。こんな速い方法はない。いちいちボタンを押さなくてもよく、「神様」と言えばちゃんと神様は聞いて下さるし、お答えもすぐ来る。

 先週もいくつかいやな事があった。牧師の世界には皆さんに言うことのできない、嫌なことや辛い事がある。当然皆さんにも、会社や、事業を営んでいれば事業の中で言うことのできないトラブルがあるだろう。でもそれをずっと持ち越すのではなく、神様に祈りで訴える、神様に解決をお願いする、そして神様から力を頂いて、私達は神との平和の中から祝福を頂くのである。神との平和、それは私達にあのイエス様の誕生の時の御使いの言葉を思い起こさせる。

神、我らと共にいます。インマヌエル。


                  ( 続 く )


◎ 暗誦聖句 マタイ伝六章一〇節
御国の来らんことを。御意の天のごとく、地にも行われんことを。


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