◆ つなみ・地震災害に思う

        習志野バプテスト教会週報
         二〇〇五年一月一六日号
         ▽ 汝の神に会う準備(そなえ)をせよ。

 

 二〇〇四年一二月二六日にスマトラ沖地震が起き、巨大なつなみが発生、日本人をはじめヨーロッパ各国の観光者と周辺諸国の海岸沿いに住む人たち一五万人以上が犠牲となったことは周知の通りである。

 つなみ発生三日後、インドの伝道者から救援要請のメイルが届き、私たちの教会でも募金を始めた。東海岸(スリランカに面した長い海岸線)に住むクリスチャン家族が家と家財を流され、一部の人たちは家族をも失ったとのこと。報道によればインドの死傷者が一番多かったという。なぜかインド政府は国連を通じての外国支援金を辞退している。

『この世に神はいるのか?』

 英国国教会のウィリアムズ・カンタベリー大主教は二日付のS・テレグラフに手記をよせた(読売二〇〇五年一月三日版)。世界に七千万人以上いる信者の頂点にある大主教は、『感覚がまひする規模のこのような苦しみを容認する神をどうして信じられようか。疑問が生まれない方が驚きだ。祈も、魔法のような解決を与えてくれない』と。

 一月六日、アフリカのN・マンデラ氏は息子がエイズで亡くなったことを公表した。アフリカでは毎年二百万人もの人がエイズで亡くなっているのに、津波被害者に対するような同情と救済がされていない。

 W大主教の手記は聖書を教える伝道者の言葉とは思えない不信仰なものであることは言うまでもない。

 日本では江戸時代に二七〇〇〇人が津波で亡くなったし、一九二三年の関東大震災では一四万二八〇七人がなくなった。世界では、食べものがなく毎年一千万人が死んでいるともいわれる。ノアの箱舟、バベルの塔、ソドムとゴモラのさばき、民数記にある毒蛇にかまれて死んだ人たち、金の小牛をつくった人たち、つぶやいて疫病に生命を失った一四七〇〇人(民数記一六章)など聖書は記している。またルカ伝一三章にも警告が書かれている。

汝の神に会う準備(そなえ)をせよ。=@ アモス書四章一二節

 私たちは神のさばきの時が近いことを人人に伝えなければならない。被災者には救援の手をのべ、神の愛と救いをあかし続け、一日も早く真の救い主イエス・キリストを信じるように説きすすめることが肝要である。

されば神をうやまう者は、汝に会うことをうべき間(ま)に 汝に祈らん、大水あふれ流るるとも必ずその身におよばじ。=@ 

        詩篇三二篇六節

 神様はニネベの都一二万余りの人たちをあわれみ、預言者をおつかわしになって救いの道をお示しになった(ヨナ書四章)。神様の愛は今も変わりないのだ。


◎暗誦聖句   詩篇三二篇六節
されば神をうやまう者は 汝に会うことをうべき間(ま)に汝に祈らん 大水あふれ流るるとも必ずその身におよばじ。=@


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