◆ ロマ書の学び(110)
多くの日本人が情緒的な問題を抱えている。空想にふけったり、偏執病、強迫観念におそわれたり、統合失調症にかかったりということがおこってくる。体の面では、緊張感、頭痛、偏頭痛、神経的な胃の痛み、特に消化器系の潰瘍、ガンになる。じんましん、皮膚の発疹、アレルギー、喘息も精神的不安定から来るといわれる。 キャンプに子供たちを連れて行くと、キャンプに行ったとたん、喘息が起きる子供が多い。これは精神的不安定からくる。そのためアメリカでは毎日、朝から晩まで活動的なプログラムを組む。そして子供たちが疲れ果てて、心が不安にならないようにハードスケジュールを組み喘息が起こらないようにするキリスト教キャンプがある。 呼吸器系統の病気であるとか、脅迫感におそわれて、やたらと不安のためにご飯を食べまくるという人たちがいる。若い女性のみなさんは経験があるかもしれない。受験前や大きな課題があるときはケーキを滅茶食いし、一つですまず、五つも、六つも食べるということがある。今度は太り過ぎで、拒食症になるということがある。 もちろん病気のすべてが霊的な不安定から来ると言っているのではない。しかし、心理学者、カウンセラーは多くの場合、病気が心の問題から端を発することが多い、と考えている。 イエス様を私たちの人生の中央にお迎えすると、霊的には救いと確信、そして神様に受け入れられるという喜びが出てくる。 パウロはロマ書六章一一節の中で特に大切な言葉を使った。
英語の聖書ではレコンという言葉が使ってある。これはインピュートという会計に関する用語で、自分以外の人にクレジット、掛けがまわるということである。しかも使徒パウロは、ロマ書四章の中で一一回もレコンという言葉を使っている。レコンとはトウ・クレジット、誰かの勘定に書き入れる、誰かにそれを課するという意味である。 創造主なる神の前に払わなければならない私の罪の代価、負債は、イエス・キリストの肩に乗せられた。会計的な帳簿の面での私の負債は、イエス様が肩代わりしてくださったというのである。
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