◆ ロマ書の学び(164)

        習志野バプテスト教会週報
         二〇〇六年一〇月二九日号
         ▽ み言葉に生きる


 トゥルーエット博士が全てを神様にあけわたし、捧げ切った時に、神様は「あなたは私の名前のために働きなさい。あなたの時は私の御手のうちにあります。全てをゆだねなさい。」といわれたのだ。その経験から、アメリカで最も大きな信頼を得た伝道者の一人と言われるようになったと言う。

 この痛みと苦しみ。現代に生きる私達は鉄砲やピストルでなくても、自動車事故ということが起こりうる。日本に来た宣教師でも、交通事故を起こして誰かをはねてしまい、その人が亡くなったという経験があるかも知れない。私はこの出来事の記事を見て、自分だったらどうだろうか、もし車を運転して誰かをはねてしまったら私は伝道できるだろうか思った。この痛みと苦しみの経験から、トゥルーエット博士は多くの魂をイエス様の元へ導くことが出来るようになったと言う。まさに、彼の悲しみと苦しみ、痛みの経験は、相働いて神様のみもとに多くの魂を導くという結果になったのである。「私のため」というよりも「永遠の神様の目的のために」より多くの魂を理解し、人々を導くために用いられるようになったわけである。もし今あなたが大きな苦しみ、痛みを経験していらっしゃるなら、詩篇三四篇を声を出して読んでほしい。神様はあなたを必ずお支え下さる。神様によりたのみ、全てを神様に明けわたすことが鍵である。

詩篇三四篇四節以下
われエホバを尋(たず)ねたればエホバわれにこたえ、我をもろもろの畏懼(おそれ)よりたすけいだしたまえり。かれらエホバを仰(あお)ぎのぞみて光をこうぶれり。かれらの顔ははぢあからむことなし。この苦しむもの叫びたればエホバこれをきき、そのすべての患難よりすくいいだしたまえり。…(一五)エホバの目はただしきものをかえりみ、その耳はかれらの號呼(さけび)にかたぶく。エホバの聖(み)顔はあくをなす者にむかいてその跡を地より断滅(たちほろ)ぼしたまう。義者(ただしき)さけびたればエホバ之をききてそのすべての患難(なやみ)よりたすけいだしたまえり。エホバは心のいたみかなしめる者にちかく在(いま)してたましいの悔いくずおれたるものをすくいたまう。ただしきものは患難おおし。されどエホバはみなその中よりたすけいだしたまう。エホバはかれがすべての骨をまもりたまう。その一つだに折らるることなし。悪はあしきものをころさん。義人(ただしき)をにくむものは刑(つみなわ)るべし。エホバはその僕等のたましいを贖(あがな)いたまう。エホバに依頼(よりたの)むものは一人だにつみなわるることなからん。=@(続く)


◎暗誦聖句 テサロニケ前書三章一二節AB
願(ねがわ)くは主、なんぢら相互(あいたがい)の愛および凡ての人に対 する愛を増し、……

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