◆ ロマ書の学び(176)

        習志野バプテスト教会週報
         二〇〇七年二月四日号
         ▽ み言葉に生きる

然(さ)れば此等(これら)の事につきて何をか言わん、神もし我らの味方(みかた)ならば、誰か我らに敵せんや。己(おのれ)の御子(みこ)を惜(お)しまずして我ら衆(すべ)てのために付(わた)し給(たま)いし者は、などか之(これ)にそえて萬物(ばんぶつ)を我らに賜(たま)わざらんや。

  ロマ書八章三一、三二節

 多くの方が子供の頃、ハムスターや犬、猫、小鳥を飼った経験があると思う。私の家でも小鳥を飼ったり、犬を飼ったりしてきた。昔は犬は買う物ではなく、もらう物だったが、今は買わないと入手しにくい。ちょっとした血統書が付いた犬は一〇万、二〇万あるいは一〇〇万円を超えるものまである。

 ところで高いお金を払って買ってきたペットに、えさを与えないことがあるだろうか。こういうペットを飼う人たちは必要ない物まで、言われるままにどんどん買ってくるものである。それなのに、エサを与えなかったらどうなるだろう。周りが立派でもエサを与えなければ、ペットは死んでしまうのである。

 神様は私たちを愛してくださり、イエス・キリストを私たちの代わりに、十字架におつけくださった。イエス様がご自分の命をお与えくださって、私たちを救ってくださったのである。それ故に、必要な物すべてをお与えにならないはずがあろうか、というのである。

 皆さんが飼うペットにしても、毎日水をやったり寝床をきれいにしたり、あるいは食べ物を一日に二度、三度と与えることだろう。まして、万物の創造主でいらっしゃる神様が、私たちに必要な食べ物、住むところ、着る物をお与えにならないはずがない。このことは「信仰」という遠い世界のこと、頭の中だけのことではなく、毎日の身近な生活に密着したことだと思う。

 そういう意味で皆さんが寝られないとき、神様に祈ってほしい。
「神様、どうぞ私がぐっすり眠ることが出来るように、興奮をおさめてください。ストレスをおさめてください。」

 食欲がないならば「神様、どうか私に食欲をお与えください。」と神様に祈ってほしい。

 一つ一つの自分の経験の中で神様に求めること、これがイエス様を信じた者に与えられた特権である。

我らをキリストの愛より離れしむる者は誰ぞ、患難(なやみ)か、苦難(くるしみ)か、迫害(はくがい)か、飢(うえ)か、裸か、危険(あやうき)か、剱(つるぎ)か。

       ロマ書八章三五節

 あなたをイエス様の愛から引き離すものはあるだろうか。悩みも、苦しみも迫害も、飢えも裸の状態も、危険も剣も、私たちをイエス・キリストの愛から離れさせることは出来ない。             (続く)


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我らと共に安息をもて報い給うは、神の正しき事なり

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