◆ ロマ書の学び(209)
当時、奴隷(どれい)が売買されていた。ジョン・ニュートンは奴隷商人の下で働きながら、奴隷の扱い方や、奴隷制そのものが良くないということを感じた。そして後に、彼の証(あかし)を通して救われた者が、イギリスの国会で、奴隷廃止へとうごいていった。
一、驚くばかりの恵みなりき この身の汚(けが)れを知れる我(われ)に 二、恵みは我が身の恐れを消し 任(まか)する心を起(お)こさせたり 三、危険をも罠(わな)をも避(さ)け得(え)たるは 恵みの御業(みわざ)と言う他(ほか)なし 四、御国(みくに)に着(つ)く朝いよよ高く 恵みの御神(みかみ)を讃(たた)えまつらん さらば汝ら悪(あ)しき者ながら、善(よ)き賜物(たまもの)をその子らに与(あた)うるを知る。まして天の父は、求むる者に聖霊を賜(たま)わざらんや。 ルカ伝一一章一三節 このみ言葉が、ジョン・ニュートンの生涯(しょうがい)の聖句となったと言われている。 だんだん、朝、寝床から起きるのが辛い寒い時期になってくる。特にこういう時期、私たちが思うことは「ああ、今頃遠くの人達は家を出ているんだなあ。」とか、「今頃、電車はどの辺を走っているのかなあ。」ということだ。そして、皆さんがこうして教会に出席なさるためにどれほど朝早くから犠牲を払っておいでになっているかということを思う。皆さんのそうした神様への愛と犠牲に、豊かな祝福があるようにいつも祈っている。 このところ、様々な電話の相談や連絡が入ってきている。そんな中にあって、聞きにくい電話もあればうれしい電話もあったりする。皆さんにもそんな電話のひとつをご紹介したい。 (続く)
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