◆ ロマ書の学び(270)

        習志野バプテスト教会週報
         二〇〇九年二月一日号
         ▽ み言葉に生きる

 

  日本人はグレイ・ゾーンが大好きな民族である。日本人サラリーマンといえば、昔はいつもネズミ色の背広を着ていた。日本人にとって最も難(むずか)しい信仰、それはキリスト教の信仰であろう。なぜならば聖書ははっきりとグレイ・ゾーンはありませんよ、と言っているからである。神を選(えら)ぶ、つまりイエス・キリストを選ぶか、それとも、悪魔の側(がわ)を選ぶか、どちらかということなのである。

  あなたは悪魔の側を選びたくてこの教会に来ているのではないだろう。どうやったら悪魔に喜ばれるかキリスト教を勉強しよう、ということは絶対に無い。それぞれに、神様に喜ばれたいと思って来ているのなら、グレイ・ゾーンから出ようではないか。

  黙示録(もくしろく)の中で、ラオデキヤの教会は何と言われただろうか。「あなた達は熱(あつ)くも無(な)く冷(つめ)たくも無いから私は口(くち)から吐(は)き出す。」とイエス様はおっしゃった。クリスチャンは熱くあるか、冷たくあるかどちらかなのである。

  そして、神様の祝福は、冷たい方にはいかない。熱い方に神様は祝福をお与(あた)えになる。クリスチャンはもっと神様の前に燃えなければいけない。あまりにも日本のクリスチャンは、のほほんとしすぎている。食べ物のせいだろうか。メキシコ、南米の辛(から)い唐辛子や、飛び上がるほど辛い物を食べないと私たちは燃えない。一瞬ではなく、私たちは芯(しん)から燃えなければいけないのである。

  姦淫(かんいん)をおこなう者よ、世の友となるは、神に敵するなるを知らぬか、誰にても世の友とならんと欲する者は、己を神の敵とするなり。=@   ヤコブ書四章四節

  ヤコブが書いたのは恐ろしい表現である。私たちの中で、誰も姦淫(かんいん)を行ってはいないだろう。しかし、神様がごらんになる時、この世と妥協する者、偶像崇拝と妥協する者は「姦淫を行っている」と書かれている。聖書の中で、姦淫の罪は非常に恐ろしい罪である。

  最近、大変残念な事を聞いた。バプテストの教会で、今、仏教の葬式(そうしき)に出たり、牧師を始め教会員が焼香(しょうこう)したり、手を合わせたりすると言うことを聞いたのである。そんなことがあっていいはずがない。神様ははっきりとNoと言っておられる。はっきりと書かれた御心(みこころ)である。にも関わらず、聖書信仰というバプテスト教会がそのようなことを行(おこな)っているのだ。                     (続く)

 

 


◎ 暗誦聖句 詩篇一篇六節a
そはエホバは正しき者の途(みち)を知りたもう。

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