◆ ロマ書の学び(281)

        習志野バプテスト教会週報
         二〇〇九年四月二六日号
         ▽ み言葉に生きる

 

  イエス様は、マタイ伝一二章五〇節で誰にても天にいます我が父の御意をおこなう者は、即ち我が兄弟、わが姉妹、わが母なり。≠ニ仰せになられた。父なる神様の御心(みこころ)を行う者こそ、イエス様が考えていらっしゃる神の家族の一員なのである。

  当然のことながら信仰のない人はこの家族に入ることはできない。神様の御心を知らないからである。神様の御心を見出(みいだ)すことと、御心に従うことが大事である。

  わが神よ、我(われ)は聖意(みこころ)にしたがうことを楽しむ。なんじの法(のり)はわが心のうちにありと。
  詩篇四〇篇八節

  信仰生活の歩みは喜びの日々である。神様に示されたことを行うということは、私たちの日々の力であり、満足となるからである。

  あなたは何かを自分で考え自分で計画したのにつまずき失敗をしたという経験はないだろうか。またはご夫婦で、ご主人と奥さんの意見が違ってぶつかったという経験はないだろうか。奥さんは「今日からあさってまでの期間に買いに行かなければ、こんなに安い特売はないから、どうしてもあれを買いましょうよ。」「特売にいい物はない。買うな。」「でもお父さん、今買っておかなければうちは大損しますよ。」というやりとりは、よく見られる家庭の光景だろう。そして買ってみたら「あれ。」ということがおこるのである。もう主婦の経験を長くお持ちの方はよくご存じだと思うが、特売というのは特売ではないのである。もともと特売用に作っている商品を安くみせて出しているのにすぎないのである。

  以前、ある有名なスーパーが社会的非難を受けたことがある。それは何周年記念の特売として、定価を普段ついている値段よりも高くしてそこから何割引として販売したのである。それが大変社会的なひんしゅくをかったのである。ところで、デパートで良い商品が特売として出る時期は二月と八月らしい。商売が好調でなく、人々があまり買わない時期、もしくは決算期の近くに行うのが本当に良い特売と言われている。しかし、私たちは往々にしてとにかく早く買わなければ損をする、と考えてしまいがちである。

  では、神様の御心はどうであろうか。神様の御意は、一年中、いつ神様に従ってもすばらしい祝福が与えられる。良い買い物をした時には「良かった。うれしい。」と友達にそれを自慢するだろう。神様の御意は毎日が「ああ、良かった。」という興奮の連続である。

  時には痛みを伴うこともある。友達に悪口を言われたり、恨まれたりという冷たい仕打ちをうけることもあるかもしれない。けれども結果としては、いつも、神様に従うときには大きな祝福、喜びがある。「ああ、神様に従って良かったなあ。」と心底思えるのである。(続)

 

 

 


◎ 暗誦聖句  ヨハネ伝二〇章二九節後半
「見ずして信ずる者は幸福(さいわい)なり。」

本ページへの問い合わせは ruthdick@mtj.biglobe.ne.jp までお願いします。