◆ ロマ書の学び(285)
あなたは今、自分の人生にどんな計画をお持ちだろうか。自分の人生に対してどんなことを願い、計画を描いているだろうか。やがて自分は独立して大きな会社を経営するようになるとか、世界中の人と通信をしてパソコン・ショッピングをやろうとか、大きな病院を建てようなどと、いろいろな計画を持っていらっしゃるかもしれない。計画はどんなに大きくても良い。小さいより、無いより良い。ぜひ大きなビジョンを持っていただきたい。なぜなら、神様は約束を与えてくださっているからだ。
なんじの作為(わざ)をエホバに託(まか)せよ。さらばなんじの謀(はか)るところ 必ず成(な)るべし どんな願いでも、神様に委(ゆだ)ねていただきたい。もしかしたらみんなにはバカにされるかもしれないようなヴィジョンでも、神様に祈って与えられたならば、それを高くかかげてほしい。もしあなたが、神様からヴィジョンを与えられたならば、そのヴィジョンをかかげて祈ってほしい。「神様。私に千葉県で一番の会社を興(おこ)させてください。」と。何のためにであろうか。自分のプライドのためであろうか。もし、クリスチャンとしての証のためであれば、神様は必ずかなえてくださる。「神様。私が海外に行って勉強できるようにしてください。」何のために?神様の御栄(みさか)えを拝(はい)するためならば、神様は必ずそれをかなえてくださる。大きなヴィジョンを抱いて、祈っているうちに、私たちの願いはだんだん昇華(しょうか)されていく。 私たちが、神様の御心(みこころ)を求めて祈っていくならば、自分の人間的欲望は、どんどん切り落とされていく。そして本当に神様の御栄(みさか)えと、御心のためだけに、それらは確かな光として、輝きを増してくるだろう。 私達は、名もない青年が貧しい生活の中にあって毎日働きながら仕事を興(おこ)し、世界的な事業をしていった例をいくらでも知っている。以前、NHKでも放送したが、キャラメルで有名な森永製菓のシンボルはエンジェルである。なぜなら初代の社長は、本当に苦労をしている最中にキャラメルを味わい「日本の子供達にもおいしい食べ物、栄養のある物を食べさせたい。」と祈って、事業を始めていったクリスチャンだったからである。あるいは、コルゲートという歯磨(はみが)き粉(こ)で有名なコルゲートを興(おこ)した社長も、大変貧しく苦労しながら生活していた時期があった。彼も、多くの人たちに使ってもらいたいと祈りながら進めた事業が、コルゲートという会社になった。アメリカで、最大のデパートの初代経営者は、日曜学校で教えていた。彼はどんなに忙しくても、日曜日の礼拝を欠かしたことがなかったと言われている。彼は神様に自分の事業を聖別して献げていたのである。 (続)
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