◆ ロマ書の学び(292)

        習志野バプテスト教会週報
         二〇〇九年七月一二日号
         ▽ み言葉に生きる

 

  ・・・思うべき所(ところ)を超(こ)えて自己(みずから)を高(たか)しとすな。神のおのおのに分(わか)ち給(たま)いし信仰(しんこう)の量(はかり)にしたがい慎(つつし)みて思(おも)うべし。
        ロマ書一二章三節

  合同キャンプをするときに、牧師達はまず、先に現地に行った。なぜか。今も覚えているが、日光に行ったとき、トイレはあったが、特に汚(きた)なかった。そこで船橋BBCの三澤(みさわ)先生と私はクレゾールとブラシを持って一番に行き、みんなが着く前に全部トイレを掃除した。きれいになると後から来る人たちは、汚(よご)さない。汚れていると、「汚い、汚い。」と言ってよけい汚れる。三澤先生はもともと登山家、山男(やまおとこ)なので、何度も経験があるのだろう。

  たとえ好きでなくても、自分がやらなければならないならば、「神様。私がこれを楽しむことができるように知恵をお与え下さい。やり方を教えてください。」と祈ることがだいじである。

  今でこそ、就職時の条件にパソコンができることが当り前だが、皆さんにはただパソコンをやるだけではなく、さらに一歩上を目指していただきたい。

  ケネディ大統領が学んだ速読法は、「本を読むときには、ななめに読む。左上から右下にななめに読むのである。読みながら口はぜったいに動かさないで、目で読む。」というものである。これは練習が必要である。しかし、この練習は本読みとは関係のないところからスタートする。自動車に乗ったら、前を走っている車の番号をぱっと覚える、というものである。なんと驚くなかれ、八桁(けた)ぐらいの番号を一〇秒ぐらい見て覚えた。

  なぜできるのかというと、頭で考えて覚えないからである。これは写真の原理である。写真は、いちいち考えないで撮(と)ってしまう。その写真の原理を使って、速読を行うのである。そういう訓練をすると、みなさんもたくさんの本が読めるようになる。読んだら自分だけ楽しむのではなく、目の見えない人のために自分が本を読んであげるという奉仕ができるだろう。あるいは、他の人に「こういう本は、ここが危ないです。ここがよいです。」と教えることができるだろう。

  三〇年以上前の話だが、アメリカのボッブ・ジョウンズ大学の教授であられたカスター博士は、一晩に五冊の本を読んだという。カスター博士は、食後、六時半頃から一〇時少し前までに分厚い参考書を五冊も読んだのだ。やはり早く読むことは、一つのタレント(=才能)であり、それは研究するときには大変な宝になる。(続く)

 

 

◎ 暗誦聖句 ガラテヤ書五章一節A
キリストは自由を得させん為に我らを解き放ちたまへり。(然(さ)れば堅く立ちて再び奴隷の軛(くびき)に繋(つな)がるな。)

本ページへの問い合わせは ruthdick@mtj.biglobe.ne.jp までお願いします。