◆ ロマ書の学び(356)

        習志野バプテスト教会週報
         二〇一〇年一一月二一日号
         ▽ み言葉に生きる

 

  願わくは希望(のぞみ)の神、信仰より出(い)づる凡(すべ)ての喜悦(よろこび)と平安とを汝らに滿(み)たしめ、聖靈(せいれい)の能力(ちから)によりて希望を豐(ゆたか)ならしめ給(たま)わんことを。<鴻}書一五章一三節

  何度もお聞きになったと思うが、英語の「喜び」という意味の「JOY(ジヨイ)」という言葉は、「J」はJesus(ジーザス)<Cエス様、「O」はOthers(アザーズ)¢シの人たち、「Y」はYou(ユウ)≠なた、あるいはYourself(ユアセルフ)≠なた自身と言われる。まずイエス様を第一に考え、そして他の人たち、最後にあなた自身。この順序を間違えないで欲しい。多くの人たちの順序はまず第一に自分そして神様は最後にあとまわしにしてしまい「YOJ」となっている。だから喜びがない。

  自分の願いが叶(かな)わないと、すぐふくれる、怒る、切れる。最近では切れる人が多い。頭が切れるのはいいが、感情が切れるから困る。傘で人を刺し殺したり、他人の家に入って暴行を加えたり恐ろしいことが起こっている。私たちが神様を第一とするならば喜びがくる。その喜びは特に「Hope(ホウプ)」であって、その願いが叶えられた時に本当の喜びを味わうことができるのである。

  かつて探査機を飛ばしたアメリカの飛行機会社の副社長が、「私は毎週日曜日、日曜学校で教えることが最良の楽しみである。」と語った。探査飛行を行うプロジェクトの責任者でもあった彼は、科学者であり、その上、飛行機を作る大きな会社の副社長でもあった。その人が、「私は毎週日曜日、イエス様のことを伝えることに喜びを持っています。科学は人間の心に喜びをもたらすものではありません。科学とか宇宙探検の中に、人間の本当の喜びをもたらすものはありません。私は絶対に、私の救い主、イエス・キリストから目を離すことはできません。」と言った。

  彼は自分の霊的な必要のために、これまで以上になおいっそう聖書をよく読み、よく考えるとも言った。この科学者が言うように科学は人間を救う力もなければ、むしろ人間を破滅させる力を多く持つ。私達は矛盾に満ちた世界を多く見る。日本のある宗教団体の会長が、どうしてもノーベル平和賞が欲しいと国連やあちこちに多額の寄付金を送った。でも、そのノーベルは何を作ったか。人間を破壊するダイナマイトを作った。人を殺し、何千何万という人たちを破滅させるようなダイナマイトを作りながら、なぜ、ノーベル平和賞なのだろうか。どうかこれからもそれぞれに聖書を読み、確かなイエス・キリストの救いを心に迎えて頂きたい。そうするなら、どのような暗い夜道を歩く時にも、神様が共にいて下さる。寂しさを味わっている方、痛みを覚える方、イエス・キリストにあってまことの「Hope」、「喜び」を頂いて欲しい。         (続く)

 

 

◎ 暗誦聖句 創世記二二章一四節
エホバ エレ 。=iエホバ、預備(そなえ)たまわん)

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