◆ 彼らの罪と不法とを 思いいでざるべし
習志野バプテスト教会週報
すばらしい神の約束がある。 人は「ゆるす」という言葉を簡単に口に出すが、心の中にあるしこりはなかなか消えない。 ことわざに、「ゆるすことは神にある」というが、まさにその通りである。夫婦の愛が強いからといって過去のあやまちを何でも言えばよいというものではない。志賀直哉の小説であったろうか、それが小説の大きなテーマとなっていた。 詩篇百三篇にもヘブル書と共通する約束が記されている。 エホバはあわれみと恵みにみちて怒り給うことおそく、いつくしみゆたかにましませり。常に責むることをせず永遠に怒りをいだきたまわざるなり。エホバはわれらの罪の量にしたがいて我らをあしらいたまわずわれらの不義のかさにしたがいて報いたまわざりき。エホバをおそるるものにエホバの賜うそのあわれみは大いにして天の地よりも高きがごとし。そのわれらより愆(とが)を遠ざけたもうことは、東の西より遠きがごとし。エホバの己をおそるる者をあわれみ給うことは父がその子をあわれむがごとし 完全なゆるしは、永遠の犠牲に根拠をもつ。 私たちが神さまにすべてを明けわたす時、この完全なゆるしを受けることが出来るようになる。 キリストが私たちの心を完全にご支配くださる時、さまざまな不安や恐れ、さばきなどをのぞかれる。 神さまの約束と契約は、神の愛と保護についての確信をあたえてくれる。 キリストの十字架の死とよみがえりは私たちの日々の生き方に平安を約束する。十字架は二千年前の出来ごとであるが、その十字架をあおぎ見る者は誰でも神さまの確かなゆるしをうけ、日々新たにされるのである。 □
◎ 暗誦聖句 黙示録十章九節
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