◆ 戦いの日のために 

        習志野バプテスト教会週報 
        一九九八年一〇月一一日号 
        ▽片手に鍬(すき)
          片手にみたまの剣を
 

大事の前には困難と障害を覚悟しなければならない。

「成功の扉は反対という名のちょうつがいの上に開かれる」とある伝道者は言った。教会の活動においてもそれはいえる。

”汝ら主にありてその大能の勢いによりて強かれ。悪魔のてだてに向かいて立ちえんために、神の武具をもて鎧(よろ)うべし。我らは血肉と戦うにあらず、政治、権威をつかさどるもの、天のところにある悪の霊と戦うなり。このゆえに神の武具をとれ・・・。”
        エペソ書四章十?十三節

”わが挙斗(けんとう)するは空をうつが如きにあらず(コリント前九・二六)”という使徒パウロの弁にあるように、私たちは敵の実態をよく知らなければならない。まず信仰のたたかいは人間との争いではないのだということを心にとめなければならない。人間の背後にあって神に敵対させている悪魔とその軍勢との戦いである。それは私たちが接する霊魂(たましい)への愛を保つために大切なことである。

 救霊と宣教集会はクリスチャン一人一人の信仰の成長と飛躍につながる大事な集会である。と同時にまだ信仰を与えられていない周辺の人たちや求道中のかたが、イエス・キリストの福音がどこの国においても神の力である(ロマ一・十六)ことをご自分の目や耳でたしかめるチャンスでもある。これまでに教会においでになった皆さんをぜひおさそいしよう。

 祈の中に準備をすすめよう。何事も神様のお導きと助けがなければ肉の働き(ロマ八章)となってしまい、人間のお祭りさわぎ、自己満足で終ってしまう。

 効果的な奉仕、能率のよい働きを考えることが大切である。時間的にも人材的にも限りがあるわけだから、特別に神様の助けが必要であると思う。各自、与えられているものを神さまにおささげしよう。

 信頼されうる仕事をしよう。一度たのまれたなら、最後までその責任を全うしよう。たよりになる人物となれるように祈ろう。やがて社会生活でも力を発揮することになる。

 教会全体が大きな目的にむかって心を一つにすることが肝要である。悪魔は乱れをおこそうとするであろう。失望させようと、あの手この手で攻撃をしかけてくるであろう(ネヘミヤ記参照)。

 だが究極的な勝利は私たちのものである。万軍の主が先立たれるから。
 

 ◎ 暗誦聖句  黙示録十四章十二節
”神のいましめとイエスを信ずる信仰とを守る聖徒の忍耐はここにあり”
 


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