◆ あたらしい歌を

        習志野バプテスト教会週報 
        一九九九年一月一〇日号 
        ▽聖書を通してみ心を学ぶ

”あたらしき歌をエホバにむかいてうたえ。全地よエホバにむかいて歌うべし。エホバにむかいてうたい、その御名をほめよ。日ごとにその救いをのべつたえよ。もろもろの国の中に栄光をあらわし、もろもろの民のなかにその奇すしきみわざをあらわすべし。”
         詩篇九六篇一〜三節

 この詩の中でダビデは、主イエス・キリストの全世界統治をほめたたえている。この世のすべての生きとし生けるものは、神をほめたたえるようにとうたいはじめる。

 主は地上のどのような「かみ」よりも大いなる神でいらっしゃり、やがて、義と真理をもってこの世をおおさめになるのだ。
詩篇一〇〇篇一節にも、

”全地よ、エホバにむかいてよろこばしき声をあげよ”

とうたっている。新しい年のはじめに賛美はふさわしい。だが、ここに書かれているのは普通の賛美ではない。なぜなら、「あたらしい歌」であるから。

 それは新しいあわれみと恵みをいただいた者が口にするものだ。神の民は「キリストの救い」とそのみわざをすべての民に告げしらせ、栄光を神に帰すようにとすすめられる。

”そはエホバは大いなる神なり。もろもろの神にまされる大いなる王なり(詩篇九五篇三節)”

 神の宮は壮麗さと輝きで、地上のどんな宗教的な建物にもまさるということは、神の栄光と偉大な力を示している。天地の創造主を「私たちの天のお父さま」とよびかけられることは何と大きな特権であろうか。

”天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもの、ことごとくイエスの名によりて膝をかがめ、且つもろもろの舌の「イエス・キリストは主なり」と言いあらわして、栄光を父なる神に帰せんためなり”
         (ピリピ書二章十、十一節)

 やがて地上の呪いはとりのぞかれて、主の祝福がもたらされる。その時、地上のものは苦しみとうめきから解放され、あがなわれた者の歌声がひびきわたるのである。

 あらゆる時代の信者にとって、この歌の預言にある勝利の日は何と大きなよろこびと慰めの時であろうか。

 二〇〇〇年はあっというまに来る。いつ何どき主の再りんがあってもよいように日ごとに福音を広めよう。主イエス・キリストの時は更に近づいているのだ。互いに励まし合って進もう。勝利の日は近い。
 
 

 ◎ 暗誦聖句    ヨハネ第一の手紙五章四節
”おおよそ神より生まるる者は世に勝つ、
  世に勝つ勝利は我らの信仰なり”
 


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