◆ 女 の 生 き 方

        習志野バプテスト教会週報 
        一九九九年二月二八日号 
        ▽栄光、神にあれ
 

 女性には気の毒だが、悪い奥さんについての物語は多い。

 ソクラテス夫人は彼を苦しめたという。彼女が良妻賢母型だったらソクラテスはあれほど有名にならなかったろうといわれる。

 アマデウス・モーツァルトの奥さんは大変な浪費家であったとか。

 トルストイは自分の死の床には絶対に夫人を呼ばないでほしいとたのみ、さびしく死んでいったという。

 日本でもどこかの野球選手の夫人が大変な浪費家で夫を苦境においこんだそうな。

 聖書の記述の中にも悪妻の例は多い。まずその名も高いイゼベルを先頭に、バプテスマのヨハネの首を求めたヘロデヤなど。

 もちろん、良妻賢母のすすめもあり、すべての女性に向上を訴えている。

”誰か賢き女を見出すことをえん、その価は真珠よりも貴とし。その夫の心は彼女をたのみその産業は乏しくならじ。彼女がながらうる間はその夫に善きことをなして悪しき事をなさず”
        (箴言三一・十〜十二)

”・・・ただエホバを畏るる女はほめられん。”
               (箴言三一・三十)

 日本では、ご主人が救われるよりも先にご夫人が救われるケースが大半である。日本人男性にとっては、ゆゆしいことなのだ。何でも大切なこと、一家の一大決心は家長たる夫がきめるべきで、嫁のぶんざいがきめるべきではない、という考えが根強くのこっているのだ。
 
 ところが、抑圧された女性たちは信仰に安らぎを求めることが多くなるので、ご主人の許しを待つよりも神様のふところにとびこんでしまう。「家族をキリストに導こう」という本の中に、クリスチャン女性がおちいりやすいまちがいを指摘している。

一、ご主人にガミガミ言うなかれ。
二、ご主人の悪い生活を言いふらすなかれ。
三、よそのご主人と比べるなかれ。

などと、いくつかあげられている。使徒パウロがコリント前書七章十節以下に書き記しているところを読んでいただきたい。

 私たちはマリヤを崇拝することはない。だが、彼女の信仰は今も私たちの模範であることにかわりはない。

”マリヤ言う「みよ、われは主のはしためなり。汝の言葉のごとく、我になれかし」”  ルカ伝一章三八節

 ここには彼女のへりくだり、純粋な信仰、そしりや迫害を恐れない強い献身、神への愛をみるのである。
 

 ◎ 暗誦聖句  黙示録十九章六節
”ハレルヤ、全能の主、われらの神は統治(すべしら)すなり”
 

  


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