◆ 男 の 生 き 方

        習志野バプテスト教会週報 
        一九九九年三月七日号 
        ▽主の器になるには?

 キリスト教教育学、クリスチャンホームなどの指導者として有名なフリーモント博士は、男性の強い欲求として、「エゴ」をその第一にあげている。

 職場でのことなどを奥さんに批判されたり、プライドを傷つけられることを大変きらうという。子供の前でお父さんをけなすなどは下の下である。

 男性の二番目の欲求はからだの必要である−−食べ物と愛。昔から言われるように、「男の人をとりこにしようと思うなら、男性の胃袋から」である。男というものは空腹のとき怒りっぽくなり、イライラしたり、攻撃的になるものだ。

 結婚した女性が男性の奴隷となるようには教えられていないのにもかかわらず、以外と多くの男子が、「女は男に従えと聖書に書いてあるだろう」と、夫人につらくあたるケースが多いようだ。

”夫たる者よ、キリストの教会を愛し、之がために己を捨て給いしごとく汝らも妻を愛せよ。・・・・・・ かくのごとく夫はその妻を己の体のごとく愛すべし、妻を愛するは己を愛するなり。己の身を憎む者はかつてあることなし。皆これを育て養う、キリストの教会におけるもまたかくの如し”
   (エペソ書五章二五節?二九節)

 バプテストのヨハネを殺すことに同意を与えたヘロデ王はヨハネに対する敬意を大切にすることよりも自分の快楽の対象である女の言葉に負かされてしまった。彼は王でありながら武力をもたない女に心を占領されてしまった。

 ペリクスは正義を守ることよりも、総督としての自分の地位を守ることに固執した。(使徒二四章二二節?二七節)

 暗い時代にあっても神さまは灯芯を絶やされず、必ずその証人をもっておられる。イエスさまのご降誕直前に、祭司ザカリヤはえらばれた。彼も妻のエリサベツも年老いていたにもかかわらず、ヨハネ(バプテスト)という赤ちゃんを授かった(ルカ一章八節?八十節)。ザカリヤの祈りは聞かれたのである。

 自分の能力を誇り、自信がある男性は多い。だがその自信は、全能の神の前に通用するものだろうか。

 神さまはへロデ王を処罰なさるのに軍隊を使われなかった。

”ヘロデ、神に栄光を帰せぬによりて、主の使たちどころに彼をうちたれば、虫にかまれて息絶えたり。”(使徒十二章二三節)

あとに続く子供たちのために、どんな生き方をしたらよいのだろうか。
 

 ◎ 暗誦聖句  ヨハネ黙示録十九章七節
”われら喜び楽しみて之に栄光を帰しまつらん”

 


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