◆ ペテロの生涯(13) 

        習志野バプテスト教会週報 
        一九九九年十二月一二日号 
        ▽ キリストにある平安と力を 

 
神のみ心を求める(U) 

汝の神エホバ汝の前より彼らをおいはらい給わん。 
 のちに汝心に言うなかれ、いわく、 
 我の義がためにエホバ我をこの地に導き入りてこれを獲させたまえりと。そはこの国々の民の悪きがためにエホバ之を汝の前よりおいはらいたもうなり。 
 ……エホバのかくしたもうは、また汝の先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓いたりし言葉を行わんとてなり。 
      申命記九章四、五節 

 ペテロは神の大きな約束を教えたが、私たちは信仰の歩みの中でその約束の祝福をいただくことが出来ているだろうか。私たちは少し良いことが続くと、さも自分自身の信仰のたまものであるとか、努力のおかげであると考えがちである。申命記の聖句は非常につよくそのことを否定する。神様はたとえ私たち人間が一方的に契約をやぶることがあったとしても、アブラハム、イサク、ヤコブらに約束なさったために契約を守られるのだと書かれている。そして私たちは信仰によってアブラハムの子孫なのであるから、神様のお約束に全幅の信頼をおくことが出来るのである。 

 ペテロは主イエスをうらぎった。弟子とは区別されなければならなかった(マルコ一六章七節)ペテロが、主イエスのお言葉のとうりに回復させられたのは、なぜだろうという疑問に対する答えがここにある。 

イザヤ書四三章四節 
我みて汝を宝とし、貴きものとし、また汝を愛す。 
 このゆえに、われ人をもて汝にかえ、民を汝の生命に 
 かえん。 

 あなたが失望するとき、神様のお約束を読みかえすとよい。心に傷をうけ、あるいは疑いにさいなまれるとき、聖書にかえろう。 

創世記八章一節 
神ノア及び彼とともに方舟にある諸の生物とすべての家畜をおもいたまいて… 

我すなわち我と汝ら及びすべて肉なる諸の生物の間のわが契約を記念わん…=@    (九章一五節) 

…ロトの住める町を滅したもう時にあたり、神アブラハムをおもいて、かくその滅亡の中よりロトを出したまえり。 
      (一九章二九節) 

 神様のお約束の中にこそ、神のみこころがある。私たちは常にみ言葉の上に立つ必要があるのだ。それは孤独な戦いかもしれないし、いつ終るともわからない戦いかもしれない。しかし、神が共にいてくださる戦いなのだ。 
                     
◎ 暗誦聖句 コロサイ書 一章二七節前半 
神は聖徒をして異邦人の中なるこの奥義の栄光の富のいかばかりなるかを知らしめんと欲し給えり。 
 
 


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