≪今週のことば(週報から)≫
2015年2月
2月1日
◆バプテストの特徴(七)のA
2月8日
◆バプテストの特徴(七)のB
2月15日
◆バプテストの特徴(七)のC
2月22日
◆バプテストの特徴(七)のD
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最新の週報
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◆ バプテストの特徴(七)のA
習志野バプテスト教会週報
二〇一五年二月一日号
▽「強制されてするのではなく、神に従って、自分から進んでそれをなし(なさい)」(Tペテロ五・二B)
カスター博士によるUテモテ三章の解説の続きで、聖徒(せいと)を主(しゅ)のお働きに相応(ふさわ)しく整(ととの)える牧師(ぼくし)に求められる資質(ししつ)についてである。
エ、慎(つつし)み深い人
この言葉は、「酒を飲まない人」だけではなく、自分をコントロールできる人、または、健全(けんぜん)な意志を持っている人、を意味する。長老は思考プロセスを何ものによってもしばられないようにするべきである。
オ、品位(ひんい)がある人
長老は、尊敬を受けるにふさわしい者、分別のある者、謙遜(けんそん)な者であるべき。振る舞いや人々に与える印象が常識をはるかに超える様な変わり者は伝道者にふさわしくない。
カ、よくもてなす人
昔は、宿屋といえば、売春宿とかわらないことが多かった。信者は、他の信者を喜んでむかえ、もてなした。長老は見知らぬ人に対しても愛情を示す者であり、長老は、他の人が近づいてきて、声をかけやすい人であるべきである。長老は、宣教師や教会にお招きする講師のお世話をする責任を持つ。教会に宿泊するゲストの必要が満たされるように、心を配る者である。
キ、教える能力がある人
ある説教者は、自分には教える賜物(たまもの)がない、と自慢(じまん)している。しかし、教える賜物がないなら、伝道者にはふさわしくない。説教者は教えるふりをしているのではなく、神様のみ言葉のメッセージを提示しているのである。説教には、中味がなければならない。長老は、み言葉を説教しなければならない(Uテモテ四・二)。長老は主イエス・キリストのことを教えることが出来なければならない(使徒二八・三一)。
ク、酒飲みでない人
飲酒に関してクリスチャンが取り得る立場は、完全禁酒である。私たちの国において、アルコールの罪のために数百万という人々が苦しんでいる。説教者は、アルコールの力に負けている不幸な人々に、キリストを信じなければならないことを説き、アルコールを捨て、二度と手を出さないようにすすめるべきである。長老は自(みずか)ら酒を飲まず、「私たちの希望は、主イエス・キリストの恵みを求めることしかない」ことを話さなければならない。パウロは飲酒に関して明確にしている(ロマ一四・二一)。(続く)
☆優れた人が牧師になるのではない。Tコリント一章に記されている通り、神様は「この世の愚かな者…この世の弱い者…無に等しいもの」をお選びになる。謙遜で、神様により頼み続ける人を神様はお求めになる。
◎ 暗誦聖句 エペソ一・二三
この教(きょう)會(かい)は彼(かれ)の體(からだ)にして
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◆ バプテストの特徴(七)のB
習志野バプテスト教会週報
二〇一五年二月八日号
▽「卑しい利得を求める心からではなく、心を込めてそれをしなさい。」(Tペテロ五・二C)
カスター博士の解説の続きで、牧師に求められる資質(Uテモテ三章)についてである。
ケ、暴力をふるわない人
長老(ちょうろう)は、けんか好きであってはならない(三節)。教会が最も欲しくないものは、講壇(こうだん)でいばりちらす人である。長老は慎(つつし)み深く、自制(じせい)の模範を示す人でなければならない。
コ、不正な利をむさぼらない人
金銭目当てで伝道者になる人は愚かである。長老は、神様が備えてくださるもので満足すべきである。長老は、この世のすばらしい物を多く持っている人々を見ても、不満に思わない人であるべきである。
サ、温和な人
やさしく、親切で、恵み深い人。長老は、他の人を配慮し、穏やかに対処できる人。いばりちらし、高ぶって他人を見くだす人は、伝道の場に居場所はない。
シ、争わない人
平和を好む人。争いを好まない人。長老がもし、いつもこぶしを握って肩の高さまであげているなら、必ず誰かをたたくことになってしまう。
ス、金銭に無欲な人
銀を愛さない、の意味。 長老は地上のものではなく、上にあるものに心を向けるべきである(コロサイ三・一〜二)。「満ち足りる心を伴(ともな)う敬虔(けいけん)こそ、大きな利益を受ける道」(Tテモテ六・六)である。
セ、自分の家庭をよく治める人
長老は成熟し、経験をつんだ人であるべきことが前提となっている。長老は、自分の家族、特に子どもを従わせなければならない。そうでなければ教会を治めることは出来ない。牧師にとって家族の証しは、自らの証しとなる。牧師にとって家庭を治めることはとても大切である。
ソ、信者になったばかりの人であってはいけない
そのような人は、少し成功するだけで高慢になってしまう。悪魔がおちいった罪である。特に若い伝道者は高慢になりやすいので注意が必要である。伝道者として経験をつむと、自分の力では何も出来ず、神様がご自身のために召された者に力をお与え下さり、働きをさせてくださっていることを知るようになる。
タ、評判のよい人
教会外でもよい評判があるべき。世の人たちが「偽善者」あるいは「不誠実な人」と見る人は牧師にふさわしくない。悪魔はいろいろな形で牧師に対する中傷をもたらす(七節)。牧師は悪魔からの火矢に油をそそいではいけない。 (つづく)
◎ 暗誦聖句 エペソ書五章二三節
キリストは…教(きょう)會(かい)の首(かしら)
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◆ バプテストの特徴(七)のC
習志野バプテスト教会週報
二〇一五年二月一五日号
▽「同じように、若い人たちよ。長老たちに従いなさい。 みな互いに謙遜を身に着けなさい。」(Tペテロ五・五A)
カスター博士の解説の続きで、執事(しつじ)に求められる資質(Uテモテ三章)についてである。
U. 執事の特徴(八〜一三節)
執事たちは神様に仕える霊的な僕(しもべ)として示されている(使徒六・一〜七)。執事は監督や長老(ちょうろう)が持っている管理者としての権威(けんい)を持たない。しかし、執事は、教会の奉仕において神様のために仕える大きな力である。教会は、霊的でない執事ならば必要としていない。故に、使徒(しと)パウロは執事になるための特定の資格をリストアップしているのだ。
ア、謹厳(きんげん)な人
この言葉の意味は、慎(つつし)み深く、まじめな人。いつも不機嫌(ふきげん)な顔をしている人、という意味ではない。執事は大切な働きに召(め)された故(ゆえ)に、その働きを全うするために真剣でなければならない。不まじめ、軽率(けいそつ)、不敬(ふけい)な態度は、執事に、そしていかなるクリスチャンの働きにもふさわしくない。
イ、二枚舌を使わない人
執事には誠実という人格的特質が求められる。1つのことについて話すのに、相手によって話す内容が全く相(あい)反(はん)するようであれば、その人は執事にふさわしくない。昔のユダヤの格言(かくげん)に次のものがある。「真実を話すならば、自分が言った事を覚えていなくてもよい」。聖書は真理(しんり)であるから(ヨハネ一七・一七)、誠実さは、執事だけでなく、全てのクリスチャンが持つべき重要な特質である。
ウ、大酒飲みでない人
アルコールの罪に対してクリスチャンが取るべき態度は、絶対禁酒しかない。かっての根本主義者たちは、このことについてよい証しを残した。今日、ある人たちは絶対禁酒の代わりに「ほどほどに(節度(せつど)のある飲酒)」をと主張したいようだ。しかし、アルコール中毒の人にとって「ほどほどに」という言葉は何の役にも、助けにもならない。クリスチャンは、アルコール飲料に手を一切出してはいけない。
エ、不正な利(り)をむさぼらない人
執事は、不正な利益を求めてはいけない。お金が執事の関心事であってはいけない。世話人(せわにん)として教会のお金を扱い、自分自身の経済状況にかかわらず、教会全体に仕える者である。執事は人々にではなく、神様に仕えるのだ。執事に与えられる報いは永遠に続くものである。
◎ 暗誦聖句 マタイ伝七章七節
求(もと)めよ、さらば與(あた)へられん。
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◆ バプテストの特徴(七)のD
習志野バプテスト教会週報
二〇一五年二月二二日号
▽「神は高ぶる者に敵対し、へりくだる者に恵みを与えられるからです。 」(Tペテロ五・五B)
カスター博士の解説の続きで、執事(しつじ)に求められる資質(Uテモテ三章)についてである。
オ、きよい良心を持っている人
良心が麻痺(まひ)していると、クリスチャンの働きは損なわれる。過去の失敗をくよくよと考えている人は、今託(たく)されている働きも上手(うま)くできないことが多い。執事は、正しい良心、すなわち聖書から善悪の基準を教えられた良心を持つべきである。御言葉(みことば)を学ぶ人である。
カ、審査(しんさ)をまず受け、執事にふさわしいと思われる人
経験のない人は執事になるべきではない。今、教会で奉仕をし、更なる働きを熱望している人は執事候補者にふさわしい。最初は「執事代行」として働きを託す方がよい場合もあるだろう。
キ、非難される点がない人
罪のない人、ではない。行動に関して、他の人から責められるところがない人を意味する。執事は、彼を知る人々から良い人物と認められる人である。
ク、敬虔(けいけん)な妻を持ち、家庭をよく治(おさ)める人
良い働きをしている執事は、主(しゅ)イエス・キリストを勇気をもって証していることになる(一三節)。ある執事は、より重い働きに任命させるかもしれない。ピリポはそうであった(使徒六・五、二一・八)。
V.教会のあるべき姿(一四〜一六節)
教会は、生(い)ける神の教会である(一五節)。故(ゆえ)に、教会員は、神のご人格をあらわす者であるべきである。特に主の僕(しもべ)の行動は重要である。パウロは敬虔の奥義(おくぎ)(一六節)についても記している。この数行の内に、主イエス・キリストのすべてのお働き(受肉(じゅにく)〜昇(しょう)天(てん))の要点を描(えが)いている。
イエス様のお働きは、他の人々に仕えることであった(マルコ一〇・四五)。教会は、他の人の祝福のために、自分を忘れて仕えるという主のご人格をあらわすものでなくてはならない。教会に与えられた役職は、他の人々(聖徒(せいと))を整えるためにある(エペソ四・一二)。牧師(ぼくし)、執事は僕として仕える心をいつも映し出す人でなくてはならない。「愛を持って真理(しんり)を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することが出来るようになるためです」(エペソ四・一五)。
主はご自分の教会をお建てになると約束された(マタイ一六・一八)。牧師、執事の働きは、主の僕として、この主のご計画を成し遂げるために立てられた管理者にすぎない。 Tコリント四・一〜二にある管理者の資質を持つべきである。読者一人一人が心をイエス・キリストに集中して、熱心に主に仕える事を決心するならば幸いである。
(カスター博士解説の引用はこれで終わりです。)
◎ 暗誦聖句 黙示録二章四節
なんぢは初(はじめ)の愛(あい)を離(はな)れたり。
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